システム概要 of 株式会社ティー・エス・エス

各単位装置の説明

フロー説明図(消化槽).png
消化槽 〜『肥溜め』の機能 〜

 自然界の持つ固液分離機能を活用し。流入汚水を浮遊物(スカム)と沈殿物(汚泥)および
 脱離液(中間水)に分離することを主たる目的とした装置です。
 流入から流出までの処理工程で電源を必要とする機器類は無く、無動力で処理を行います。
 分離された汚泥は消化槽内で嫌気性菌による分解作用を受け、徐々に減容化していきます。
 1年に1度の汚泥の引抜きは必要なく、数年に1度、全量ではなく部分的な引抜きを行います。

フロー説明図(分水槽).png
フィルター槽または分水槽化槽

 フィルター槽は消化槽から流入した汚水を土壌処理装置に送る際に、汚水中の微細な浮遊物を除去
 するためのフィルターを設置した槽です。フィルターは定期的な点検と交換が必要です。
 分水槽はフィルター槽の機能に追加して土壌処理(浸潤散水処理)装置が複数列になる場合に各系
 列に汚水を均等に分配水するための装置です。定期的に分水状況の確認と調整が必要です。

フロー説明図(土壌).png
土壌処理(浸潤散水処理)装置 〜『畑』の機能 〜

 汚水の浄化と自然界への還元を目的とした装置で、このシステムで最も特徴的な部分であり、
 他の装置との差異を把握しておく必要がある装置です。
 従来の「土壌トレンチ」と異なり、土壌微生物の活性化を促すことが出来るので、目詰まりの
 発生の危険性を低く抑えることが可能になり、処理能力の向上に貢献しています。
 基本的に土壌の入れ替えは浸潤散水が正常に行われていれば必要ありません。
 定期的に浸潤散水処理マットの排水状況などの点検が必要です。

フロー説明図(貯留槽).png
貯留/検水槽

 貯留/検水槽において通常期〜ハイシーズン期間など、利用者が多い場合に貯留/検水槽内の
 水位が接続配管よりも高い位置に確認できることがありますが。接続配管管底から+250mm
 程度までは許容範囲となります。
 利用者の少ないオフシーズンには接続配管の管底レベル(L.W.L)まで水位は低下しています。
 土壌処理装置浸潤蒸発散機能を有効に活用する設計をするので、ここから汲み取りをする機会は
 ほとんどないと判断しています。